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スワップ運用で、最も気になるリスクが、金利変動リスクです。
通貨ペアの2つの国の金利差が、スワップポイントに相当します。金利差が逆転すると、スワップの受取が支払いになります。
◆通貨ペア2国の過去の金利
スワップ運用では、外貨/円の通貨ペアを選ぶことが多いと思います。
たとえば、豪ドル/円、南アフリカランド/円などの通貨ペアです。
その理由の一つは、日本の金利が低いからです。そして、豪ドルや南アフリカの金利が高いからです。
以下の点に注意して、通貨ペアの2つの国の過去の金利を調べてみましょう。
(1)過去に逆転したことがあるか
1980年から2009年で、豪州が日本より低くなった年はありません。
1994年から2009年で、ニュージーランドが日本より低くなった年はありません。
1999年から2009年で、南アフリカが日本より低くなった年はありません。
ユーロ圏や米国では何度かありますが、高金利通貨である豪州、ニュージーランド、南アフリカで金利差が逆転した過去はありません。
高金利にしておくのは、インフレを抑えるためです。これらの高金利通貨国では、インフレ率が高くなかなか利率を下げられません。この状態はまだしばらく解消されることはないでしょう。
(2)金利の高低の水準はどの程度か
日本の金利の低さは、長く続くゼロ金利政策で、世界でも指折りの低さです。
日本と高金利通貨国の平均金利をみてみましょう。
| 国名 |
平均金利 |
調査期間 |
| 日本 |
2.30% |
29年間:1980~2008年(12月の金利) |
| 豪州 |
8.56% |
29年間:1980~2008年(12月の金利) |
| ニュージーランド |
7.02% |
15年間:1994~2008年(12月の金利) |
| 南アフリカ |
10.10% |
10年間:1999~2008年(12月の金利) |
日本と高金利の外国では、これだけの金利差があるのです。
金利差が逆転することを想像するのはかなり難しいでしょう。
◆高金利通貨国の金利動向
2008年末から、各国一切利下げがありました。
それ以来、高金利通貨国の通貨も、利下げが続きました。
2009年10月2日時点で政策金利は、豪州 3.00%、ニュージーランド 2.50%、南アフリカ 7.00%。
(ちなみに日本は0.10%)
全体的に金利が低下していたのですが、ついに、金利を上げた国があります。
豪州です。10月6日、豪中銀は、3.25%への利上げを発表しました。
このように、高金利国は金利を上げていくことが見込めます。
(国によって経済状況が違うので、まだ下がる高金利国もあるかもしれませんが)
高金利国の金利はこれから上昇していくことが予測されます。
金利差逆転のポイントは、日本の金利が高金利通貨国の金利上昇を上回る速度で上昇するかどうかです。
次のページでは、日本の金利は上昇するのか考えてみたいと思います。
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