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為替差益を狙う投資家たちを、ここではトレード派と呼称することにしますね。
トレード派曰く、『スワップ運用はまともなFXトレードではない。必ず痛い目に合うだろう』と。
◆スワップ運用は危険だという理由
(1)1年かけて貯めたスワップ益は、一瞬の為替変動で吹っ飛ぶ
1万通貨当たり、62円/日のスワップがあるとします。
1年で、62×365日=22630円のスワップ益になります。
為替変動で、レートが1円下落すると、1万円/1万通貨の損失になります。
スワップ益22630円は、レートが2.263円以上下落すると、無くなります。
レートが2円程度変動することは、よくあることで、1日で2円動くことだってあります。
そのため、トレード派は、「スワップ運用で、利益を得ることは無理である」といいます。
(2)ポジションの放置
スワップ派は、どれだけレートが下落していようと決して損切りしません。
評価損が増えることも計算に入れた投資戦略だからですね。
しかし、トレード派にすると、これは信じられない行為に映るのです。
トレード派に言わせると、トレンドを読んで、売り買いのポジションを持つのが当たり前です。
相場というのは、どこまで下落するか上昇するかを知ることはできません。ですから、トレンドが変わって損失が増えているときに、それを放置することは非常に危険な投資行動です。いずれロスカットされることはさけられないでしょう。
(3)評価損が増えれば増えるほど、スワップは減少する
一般論ですが、レートが下落すれば、スワップポイントも減少します。
《スワップポイント=通貨ペア2国の金利差÷100×1万×為替レート÷360》
スワップポイントは、為替レートが高ければ高くなるし低ければ低くなるわけです。
また、レートが下落するときは、その国の経済が弱っていることが考えられます。その場合には利下げが行われますので、スワップポイントも下がることになります。
最悪、通貨ペア2国の金利差が逆転するかもしれません。そうなるとスワップは支払いになります。
しかも、レートが下落しているため評価損もあるでしょう。ポジション決済すれば損失が確定します。
◆スワップ派の反論
先ほどのトレード派の指摘は、もっともな「言い分」ですが、ここからはスワップ派として反論しましょう。
(1)「1年かけて貯めたスワップ益は、一瞬の為替変動で吹っ飛ぶ」について
為替差損益とスワップ益を分けて考えます。
為替差損は評価損として扱います。
スワップ益22630円を出金して使えばいいのです。(もちろんそのまま貯めておいてもいいですよ)
1年後為替レートが下落して評価損が25000円あったとしても、出金可能な範囲の評価損なら問題ありませんし、最悪ロスカットにならなければ心配ありません。
ポジションを決済するとすれば、トレード派の言うとおりで、評価損の25000円が確定してしまい、スワップ益(22630円)を超えるので元本割れしてしてしまいますが…。
スワップ派は、決済しませんから。(^-^)
(2)ポジションの放置について
いずれはロスカットになるだろう、ということですが、ロスカットになる前に元本分の利益は確保できます。
たとえば、レバレッジ2倍で、運用していけば、大概の通貨ペアは、20年くらいはロスカットされません。
(スワップ益を出金しなければ時間とともに担保力が高くなっていきます)
基本的には、投資資金の完全なる塩漬けです。一生決済する気のないお金を使うのです。20年もあれば元本と同じ程度の利益は確保されるとは思います。元本と同じだけの利益が確保されるまで、放置しておけばいい、と考えます。これは最悪のことを想定しているわけですが、一生塩漬けにするなら、毎年数%程度のスワップ益を得続けることもできるわけです。老後の年金としていかがですか。(^-^)
(3)評価損が増えれば増えるほど、スワップは減少するについて
通貨ペア2国の金利差が逆転すると、スワップ派としてはお手上げです。
逆転しないだろうと思われる通貨ペアを選ぶしかありませんね。
これは、豪ドルや南アランドなどの高金利通貨において、金利差が逆転することもあると考えるなら、スワップ運用することは無理です。
逆転することはないし、もし、逆転したとしても、元本分の利益を確保するまでには、それはないだろうと考える人しかできませんね。
金利差の逆転については、はっきりしたことは言えませんから。
だから、投資なのです。トレード派は、為替変動においてリスクを取ります。スワップ派は金利変動においてリスクを取ります。どちらが「正しい」ということはなく、投資戦略の嗜好性の差でしかありません。(^-^)
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