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運用率(利益)は、リスクをどれだけ取るかによって決まります。
リスクをたくさん取れば、運用率も上げることができます。
リスクの程度が決まれば、運用率も決まるということになります。
◆運用率の計算
運用率=年間スワップ益÷投資元本
で、計算できます。
年間スワップ益は、1日分のスワップ×365日で計算します。
年間スワップ益は定まっているわけではありません。日々のスワップポイントが変動するように年間スワップ益は変動します。
よって、この計算で得られる結果は、「予定利率」と呼ばれます。
予定利率は金融の世界では一般的です。銀行預金を考えてみてください。
銀行預金も利率が変わります。変わらないのは定期預金などの固定利率の金融商品だけです。
試しに、豪ドル/円の運用率を計算してみましょう。
1豪ドル=77円の時、1万豪ドルで、投資元本は77万円とした場合を考えてみます。
1日分のスワップポイントは、62円(2009年10月2日の外為どっとコム参照)。
年間スワップ益は、62円×365=22630円です。
22630円÷77万円=0.02938…
年間運用率は、おおよそ2.9%。
◆リスク管理のためにロスカットレート計算を覚える
スワップ運用する時のリスクは、ロスカットされるかどうか、です。
(もちろん他のリスクもありますが、それは後で説明します)
前ページで説明したように、スワップ運用する時はロスカットされないように10年以上の長期投資をするわけです。
ロスカットされなければ元本割れは起きないし、評価損を気にする必要がありません。
ですから、「ロスカットされないこと」=「リスク管理」といってもいいわけです。
ロスカットされないようにポジションを建てるにはどうすればよいのでしょうか。
それにはまず、ロスカットレートを計算できなくてはなりません。
【例1】
約定レートが1米ドル=90円の時、1万米ドル買いました。投資元本は50万円。
取引保証金は4万円/1万通貨。ロスカット維持率30%。
ロスカットレートを計算しましょう。
手順1 ロスカットレベルを計算
手順2 レートがいくら下がるとロスカットされるか計算
手順3 ロスカットレートを計算
手順1 ロスカットレベルを計算
計算式: 取引保証金×取引数量×ロスカット維持率
これに当てはめて計算してみます。
4万円×1×30%=1.2万円。
ロスカットレベルは1.2万円です。投資元本が1.2万円を下回るとロスカットになります。
取引数量は、「1万」ではなく「1」になります。1万通貨単位で考えますので。
手順2 レートがいくら下がるとロスカットされるか計算
計算式: (投資元本-ロスカットレベル)÷1万÷取引数量
(50万円-1.2万円)÷1万÷1=48.8
レートが48.8円下がるとロスカットされます。
「÷1万÷取引数量」としていますが、「÷取引量で何万通貨」でも同じです。
「÷1万÷1」ではなく「÷1万」だけでもいいということです。(う~んなんかややこしい。例2で確認してください)
手順3 ロスカットレートを計算
計算式: (約定レート)-(レートがいくら下がるとロスカットされるか)
90円-48.8円=41.2円
ロスカットレートは、1米ドル=41.2円。
1米ドル=41.2円という相場になると、ロスカットしてしまうということです。
【例2】
約定レートが1米ドル=90円の時、5万米ドル買いました。投資元本は60万円。
取引保証金は4万円/1万通貨。ロスカット維持率30%。
ロスカットレートを計算しましょう。
手順1では取引数量が増えていますので、4万円×5×30%=6万円。
手順2では投資元本が60万円、取引通貨量も5万になっているので、(60万円-6万円)÷5万=10.8円
手順3では、90円-10.8円=79.2円。
ロスカットレートは、79.2円となります。
ロスカットレートを自分で計算できないと、スワップ運用は始められません。
次のページからは、ロスカットレートがいくらならロスカットされないのか、を考えてみます。
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